FX用語集
FX用語は全て理解できてますか?おさらいしましょう!
FX
FXとは、英語のForeign Exchange(和訳:外国為替証拠金取引)を略したものです。
外貨を買ったり売ったりして、差益を得ることを目的に行う取引です。
ポジション
通貨を購入し、保有していることです。
ロング(買い)
これから相場が上がることを予測して、通貨を買う、または買いポジションを保有することを指します。
ショート(売り)
これから相場が下がることを予測して、通貨を売る、または売りポジションを保有することを指します。
ロット
FXでは、通貨を売買するときの取引枚数をロット(Lots)と言います。海外口座では、1ロット=10万通貨、0.1ロット=1万通貨として表されます。
※国内口座は1ロット=1万通貨として表されるので注意
ピップス(pips)
percentage in pointの略で、FXで通貨の共通単位として使用され、pipsはその複数形です。円絡みの通貨ペアだと、0.01 円=1 銭(せん)=1pip (ピップ)となります。
レバレッジ(Leverage)
レバレッジは「てこの原理」という意味があります。金融業界でレバレッジと言えば、借り入れを利用して、自己資金の収益を高める効果が期待できるという意味になります。
証拠金維持率
口座残高に対する必要証拠金の割合のことです。簡単に言うと、現在保有しているポジションが口座の残高に対してどれくらいの比率を占めているかを表す数字です。
※必要証拠金の値は各証券会社によって異なります。
強制ロスカット
FX取引では元本を超える損失が発生することがあります。評価損が一定の水準以上に達したときに、さらなる損失の拡大を防ぐために保有の建玉を証券会社が強制的に決済することを強制ロスカットといいます。
成行注文
現在の価格でエントリーしたい場合に使用します。
指値注文
現在の為替レートよりも有利な為替レートになったら約定するように指定する注文方法です。
逆指値注文
現在の為替レートよりも不利な為替レートになったら約定するように指定する注文方法です。
含み益
持っているポジションを市場価格で計算した際に利益が出ている時の利益額。
含み損
持っているポジションを市場価格で計算した際に損失が出ている時の損失額。
利益確定
利益確定とは?(利確)
保有している含み益のポジションを決済すること。
損切り
損切りとは?
保有している含み損のポジションを決済すること。
スプレッド
FXのお取引成立時に発生する売買手数料のこと。
FX取引をする際の売値(bit)と買値(ask)の差額が証券会社の儲けになります。
スワップポイント
「金利差調整分」とも呼ばれ、2カ国間の金利差によって発生する利益。
リスクリワード
1回の取引でとるリスク(損失1)に対して、どのくらいの利益を上げているかを数値化したもの。1回の取引における利益と損失の比率です。
リスクリワード比率の計算方法
リスクリワード比率
=勝ちトレードの平均利益÷負けトレードの平均損失
ロンドンフィキシング
ロンドン市場の金の値決め(フィキシング)を行う時間。
夏時間 24:00
冬時間 1:00
ゴトウ日
5と10の付く日は企業の資金決済が多くなるため、ドル需要が多くなる傾向がありドル円が買われやすい。
5、10、15、20、25、30日
ロールオーバー
未決済ポジションの決済日を翌日以降に持ち越すこと。保有しているポジションの決済を翌日やそれ以上に延長して長期保有する場合に、自動で決済日を持ち越す仕組みになります。
冬時間:7:00
夏時間:6:00
※AximTradeの場合です。
スキャルピング
数秒や数分という短い間に売買を繰り返して、小さな利益をコツコツと積み重ねていくFXの手法です。
- スタイル:超短期
- 取引時間:数秒〜数分
- 時間足 :1分足〜15分足
- 狙う利幅:1〜10pips
- イメージ:1日中チャートに張り付く
デイトレード
数時間から1日までの短い期間で取引を完了させるスタイルを言います。
- スタイル :短期
- 取引時間 :数十分~1日(持ち越しなし)
- 時間足 :5分足〜日足
- 狙う利幅 :10〜50pips
- イメージ :本業の合間にちらちら
スイングトレード
ポジションを数日から数週間程度、保有して大きな値幅を狙うトレードスタイルを言います。
- スタイル:短・中期
- 取引時間:数日〜数週間
- 時間足 :1時間足〜日足
- 狙う利幅:50〜100pips
- イメージ:エントリーして放置
ポジショントレード
数週間や数カ月または年単位の期間でポジションを保有するトレードスタイルです。
- スタイル:長期
- 取引時間:数ヶ月〜数年
- 時間足 :日足〜月足
- 狙う利幅:100〜500pips以上
- イメージ:放置しすぎて忘れてる
順張り
価格が上昇トレンドのときに「買い」、下落トレンドでは「売り」をする取引方法です。
逆張り
逆張りとは?
価格が上昇トレンドのときに「売り」、下落トレンドでは「買い」をする取引方法です。
プロスペクト理論
1979年にアメリカの心理学者によって発表された。目の前に提示されたものの損失の度合いにより、人の意思決定は変化するという理論。
人間とは無意識に、
利益を前にすると確実に取れる利益を取る
損失を前にするとその全てを回避しようとする
という心理傾向があること。
その他の重要用語集
円安
円の価値が他の通貨と比べて相対的に低いこと。
(例)1ドル=100円であった為替レートが1ドル=150円になると、「円安が進んだ」と表現することができます。
円高
円の価値が他の通貨と比べて相対的に高いこと。
(例)1ドル=100円であった為替レートが1ドル=50円になると、「円高が進んだ」と表現することができます。
始値
ある一定期間の最初に取引された価格をいいます。期間が1日の場合、始値は寄付(よりつき)とも呼ばれます。
終値
ある一定期間の最後に取引された価格をいいます。
高値
ある一定期間の最も高く取引された価格です。
安値
ある一定期間の最も安く取引された価格です。
1日の変動幅の計算
1日の変動幅=日足の(高値ー安値)
日足の高値-安値で1日どれくらいボラティリティ(変動幅)があったのかを確認することができます。
(例)2023年2月24日は安値は134.689円、高値は136.469円だったので、
136.469-134.689=1.78円=178pips、1日で動いたということになります。
指値
指定の価格でエントリー・決済したい場合に使用します。
建値
ポジションを建てたときの値段(レート)のことです。FX取引においては、建値は損益分岐点として意識されます。
(例)1ドル=130円からロングポジションをエントリーした場合、130.00が建値です。
仲値
銀行がその日の顧客との為替取引時に基準とする為替レートのこと。仲値は9時55分ちょうどのタイミングで成立した為替レートを利用することが多く、仲値のレートは金融機関の為替トレーダーが決定します。
ゴトウ日は、銀行のトレーダーが9時55分までに外貨の買いのオーダーを増やすということが予想されるため、円安方向で推移しやすいです。
また、仲値の時間帯はチャートを見てトレードしている銀行のトレーダーがあまりおらず、注文を執行するタイミングのみを図っているトレーダーが多いとされています。
そのため、チャートに関係なく上昇したり下落したりすることが起こりやすい特徴があります。
レジスタンスライン
「抵抗線」の別名。抵抗線は、チャートで、過去の株価の上値と上値を結んだ線のことです。
サポートライン
「支持線」の別名。支持線は、チャートで、過去の株価の下値と下値を結んだ線のことです。
ファンダメンタルズ分析
その国の経済データを使用して相場を予測する分析方法のこと。また、ファンダメンタルズは「経済の基礎的条件」と訳されます。経済成長率や物価上昇率、財政支出などがこれにあたります。
テクニカル分析
過去の価格推移を元にして相場を予測するため、主に過去の値動きを示すチャートを用いる分析方法のこと。価格推移を元にするテクニカル分析には「過去のパターンが繰り返される可能性が高い」との考え方が根底にあるため、似たようなパターンを探して相場予測を立てることがメインとなります。
キャピタルゲイン
資産を売買することで得られる利益のこと。FX取引では、価格変動による為替差益を指します。
インカムゲイン
資産を保有することで得られる利益のこと。FX取引では、高金利の通貨を買い、低金利の通貨を売った時に付与されるスワップポイントがこれに相当します。
両建て
同じ通貨ペアの「買いポジション」と「売りポジション」を同時に保有することです。
専門用語は多いので日々復習しながら覚えていきましょう!