7.レバレッジ・証拠金維持率・強制ロスカット

レバレッジ

レバレッジ(Leverage)とは?

レバレッジは「てこの原理」という意味があります。金融業界でレバレッジと言えば、借り入れを利用して、自己資金の収益を高める効果が期待できるという意味になります。

レバレッジを使うと、海外口座では最大1,111倍までレバレッジをかけて取引できるようになります。(BigBossの場合)

レバレッジの仕組み

※BigBossの最大レバレッジ1,111倍で計算しています。

レバレッジは証券会社がトレーダーの預けた10万円の証拠金に対してレバレッジが1,111倍の場合、最大1.1億円を補填する仕組みです。これにより、トレーダーは少額資金でも大きな利益を得やすくなります。

証拠金維持率

しかし、MT4上には残念ながらレバレッジの記載はありません。

そこでどれくらいレバレッジをかけているかの基準になるのが証拠金維持率です。

証拠金維持率とは?
口座残高に対する必要証拠金の割合のことです。簡単に言うと、現在保有しているポジションが口座の残高に対してどれくらいの比率を占めているかを表す数字です。
※必要証拠金の値は各証券会社によって異なります。

基本的には、

・証拠金維持率が高い=レバレッジ低い=リスク低い

・証拠金維持率が低い=レバレッジ高い=リスク高い

ということになります。

証拠金維持率をチェックすることで、強制ロスカット追証を避けることができます。

証拠金維持率の計算式

証拠金維持率=口座残高÷*必要証拠金×100で計算されます。(※必要証拠金の値は各証券会社によって異なります。)

自分の資金に対してどれくらいのロットを持てば良いかは、以下証拠金シミュレーターのサイトで計算できるので、確認してみましょう。
※レバレッジ1,000倍まで計算が出来ます。

【必要事項】
・純資産額(投資金額)
・通貨ペア
・売買:買いor売り
・最大レバレッジ
・為替レート
・取引数量:1Lots=10万通貨
・ロスカット証拠金維持率

MT4・MT5での確認

トレード>ポジションを保有>証拠金維持率(%)で確認ができます。

強制ロスカットとは?

強制ロスカットとは?
FX取引では元本を超える損失が発生することがあります。評価損が一定の水準以上に達したときに、さらなる損失の拡大を防ぐために保有の建玉を証券会社が強制的に決済することを強制ロスカットといいます。

国内証券口座の場合、
証拠金維持率100%以下で追証・強制ロスカット

海外証券口座の場合、
証拠金維持率30%以下で強制ロスカット

の証券会社が多いです。
※証券会社により基準が違います

りおな

証拠金維持率については、100%を切ると、ヤバイ!30%以下でロスカットということを覚えておいてください。

またレバレッジが高い、つまり低資金で大きなロットを持てば持つほど、ハイリスクハイリターンとなるため、必ずレバレッジや証拠金維持率を確認しましょう。

追証(おいしょう)

追証(おいしょう)とは?
追加証拠金の略称です。口座の資金額がポジションを保有し続けるために必要な最低金額を下回っていることをFX証券会社が投資家に知らせる緊急時の対応のことを指します。別名、マージンコール。

追証が発生した場合は状況に応じて証拠金の入金などの対応が必要です。

口座残高がFX会社の定める証拠金維持率を上回るように一部のポジションを決済することでも対応可能です。入金しないと保有しているすべてのポジションが強制ロスカットされてしまう可能性が高いので注意しましょう。

ほとんどのマージンコールは電子メールで送信されます。

ちなみに追証は国内FX会社はあり海外FX会社ではない証券会社がほとんどです。

りおな

追証が嫌で海外FX使ってる人を使う人もいます。

ゼロカットシステム

ゼロカットシステムとは?
為替相場の急激な変動によりロスカットが間に合わず、損失が発生した場合に、FX業者が損失分を負担してくれるシステムです。

ゼロカットシステムがあるから海外FX業者を選ぶという人もいるくらい、海外FX業者を利用するときの大きなメリットとなっています。

ゼロカットシステムにより、ハイリスクハイリターンのトレードも安心して行えるというわけです。

りおな

ちなみに国内FXはこのゼロカットシステムがありません。

※国内FXについては、日本の法律である金融商品取引法第四十条の第二号で、ロスカットが間に合わずに口座残高がマイナスになっても補填してはいけないという内容の記載があります。

ただし、海外FXでゼロカットシステムが発動されたときは、FX業者側の負担になるため、国内FX会社に比べると海外FX会社は取引手数料(スプレッド)は広く設定されていることが多いです。

なので、万が一の急変動が起きた場合は、海外FXの方が有利となるでしょう。

BigBossの場合

BigBoss(ビッグボス)では、証拠金維持率が20%を下回った場合に、強制決済(ロスカット)が発動します。 また、証拠金維持率が50%を下回ったときにマージンコールが発動されます。

<ゼロカットシステム>
口座残高がマイナスになってしまった場合でも、BigBossでは追証なしのゼロカット方式を採用しているため、マイナス分を補充するための入金の必要はありません。お取引口座の残高がマイナスになった場合は、次回入金時に自動的にマイナス残高がゼロにリセットされ、入金額の全額が口座に反映されます。

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