通貨ペア
通貨ペアとは?
売買する2種類の通貨の組み合わせを通貨ペアと呼びます。
FX取引を行う場合、まず通貨ペアを選ぶことから始まります。その後、さまざまな手法で実際に取引していくことになりますが、その際に通貨ペアの特徴を理解しておくことが重要です。
実際の取引で売買する2つの国の通貨のことを通貨ペアといい、ドルと日本円では「ドル/日本円」、ユーロとドルでは「ユーロ/ドル」と表記されます。また「/」で2つの通貨が区切られていますが、左側は「主軸通貨」で購入する通貨のことを指し、右側は「決済通貨」で売買する通貨を意味しています。
ドル/円の通貨ペアは、ドルを円で売買するという意味です。なお、多くの場合、取引画面上では、通貨コードでアルファベット3文字でそれぞれの通貨が略して表記されています。
通貨ペアの種類
世界中の通貨の種類は180種類ありますが、代表的なFX会社が取り扱いする通貨ペアは10~50種類です。
USD/JPY | ドル円 |
EUR/USD | ユーロドル |
EUR/JPY | ユーロ円 |
GBP/JPY | ポンド円 |
GBP/USD | ポンドドル |
AUD/JPY | オーストラリアドル円 |
NYD/JPY | ニュージーランドドル円 |
TRY/JPY | トルコリラ円 |
SGD/JPY | シンガポールドル円 |
CHF/JPY | スイスフラン円 |
CAD/JPY | カナダドル円 |
ZAR/JPY | 南アフリカランド円 |
代表的な通貨ペア
USD/JPY(ドル円)
世界の基軸通貨であるドルと日本円の通貨ペア。
政治・経済情勢の影響を受けやすく、戦争やテロなどの有事は相場が大きく動くことが多い。アメリカ経済ニュースは日本でも多く取り上げられるので、情報が手に入りやすい。
初心者が最も取引しやすい通貨ペアと言われている。
EUD/USD(ユーロドル)
世界の基軸通貨であるドルと世界第2位の取引量のユーロの通貨ペア。ユーロドルは世界で最も取引されている。
流通量が多く価格が安定しているので取引しやすく、チャートが素直なので、テクニカル分析がしやすい。
EUD/JPY(ユーロ円)
FXの世界では通称「合成通貨」。直接的にユーロ円を取引することは少なく、日本では米ドルを円で購入して、その米ドルでユーロを買うルートで取引されることが多い。
ユーロはEUに加盟している複数の国で使用されている統一通貨であるユーロは複数の国からの影響を受けやすく、ドイツ・フランス・スペイン・イタリアなど複数主要国の経済状況に注目する必要がある。
GBP/JPY(ポンド円)
ポンドの取引量は世界No4。ポンドは地理的にユーロ圏と近く、政治的、経済的に深い関係なので、ユーロとの相関性が強い。
ドルやユーロに比べれば流通量が少ないため投機の対象になりやすく、1単位あたりの円価格も大きいため、値動きが激しくなり易い。
AUD/JPY(オジ円)
資源国通貨の代表的ペア。
オーストラリアは中国を最大の貿易相手としており、輸出全体の30%以上が中国向けのため、中国要因の原油・金・鉄鉱石などの商品価格の影響を受けやすい。
また日本だとオーストラリアの経済ニュースを見かけることが少なく、情報収集が難しい。
補足
クロス円とドルストレートについて補足します。
クロス円(合成通貨)とは?
米ドル以外の通貨と日本円のペアの総称のこと。(EUR/JPY、GBP/JPYなど)
円とドル以外の通貨は直接取引できない為、基本的に円で米ドルを買い、米ドルでその通貨を買います。
ドルストレートとは?
米ドルを含む通貨ペアの総称(EUR/USD、GBP/USD)
ドルは直接他の通貨を売買できるので「ストレート」と言います。
初心者にオススメの通貨ペア
・USD/JPY(ドル円)
・EURUSD(ユーロドル) がオススメ!
経済情報が入ってきやすく、適度にボラティリティ(価格変動率)があり、取引量が多いので取引しやすい。
まずはドル円・ユーロドルで為替相場の流れや状況を理解し、慣れてきたら他の通貨ペアを試していくと良いでしょう。
MT4・MT5での確認
気配値ボタンを押すと、各通貨ペアのリストが表示されます。
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