注目の経済指標
経済指標とは?
各国の政府、経済関連の中央省庁、中央銀⾏が発表している「経済状況」を表す統計データです。経済状況を構成するもの(物価、景気、金利、貿易など)を数値化し、過去から現在に至る変化を把握できるようにしたデータで、各国の公的機関が定期的に集計・公表します。
経済の動向を把握することができるため、結果次第では金融市場にとても大きな影響を与えます。
投資をする上でファンダメンタルズ要因はとても大事な要素となりますので、しっかりとチェックしておくことが大切です!
アメリカ
FOMC(重要度★★★★★)
FOMCとは?
Federal Open Market Committee」(連邦公開市場委員会)の略で、米国の金融政策を決定する会合のこと。
FOMCは年に8回開催され、現在の景況判断や政策金利(FF金利)の方針が発表されます。その結果が市場予想と大きく乖離した場合には、株式市場や為替レートが大きく変動することがあり、世界の金融マーケットにも大きな影響を及ぼします。
なお、FOMCの3週間後には、議事録の要約版である「FOMC議事要旨」が公表されます。議事要旨には、どのような判断のもと今回の金融政策に至ったのかなどが記録されており、今後の金融政策の先行きを判断するための重要な資料として注目されています。
2023年FOMC 開催日程
第1回 | 1/31・2/1 |
第2回 | 3/21・22 |
第3回 | 5/2・3 |
第4回 | 6/13・14 |
第5回 | 7/25・26 |
第6回 | 9/19・20 |
第7回 | 10/31・11/1 |
第8回 | 12/12・13 |
米消費者物価指数(CPI)(重要度★★★★)
米消費者物価指数とは?
米国国内の物価の上昇・下降などの変動を表す経済指数で、「CPI(Consumer Price Index)」とも呼ばれ、米労働省が毎月中旬に公表しています。衣料や食料品など約200項目の品目の価格の変化を調査して指数化したもので、米国国民の生活水準を示す指標のひとつです。
消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための指標で、インフレ率を分析するための最重要指標として、市場関係者からも注目されています。なお、消費者物価指数の中から、変動の激しいエネルギー関連数値や食料品目を取り除いたものを「消費者物価指数コア」といいます。
一般的に、生産者物価指数(PPI)が売り手側の価格を表すのに対し、消費者物価指数(CPI)は買い手側の価格を表します。
米雇用統計(重要度★★★★)
米雇用統計とは?
アメリカの雇用の情勢(失業している人数や就業している人数など)を調査した統計で、アメリカの最も重要な経済指標の一つです。発表される指標の中でも、特に「失業率」と「非農業部門雇用者数」が注目されています。
原則、毎月第1金曜日
<夏時間> 日本時間 21:30
<冬時間> 日本時間 22:30
アメリカの経済規模は、世界のGDPの約20%を占め世界最大ですが、そのアメリカ経済の約70%を個人消費が占めています。すなわち、アメリカの経済が良くなるか悪くなるかは個人消費が増えるか減るかにかかっており、個人の雇用の情勢を表わす米国雇用統計は、その動向を占う重要な指標であるといわれています。
2023年米雇用統計 開催日程
2022年12月分 | 1/6(22:30) |
2023年1月分 | 2/3(22:30) |
2023年2月分 | 3/10(22:30) |
2023年3月分 | 4/7(21:30) |
2023年4月分 | 5/5(21:30) |
2023年5月分 | 6/2(21:30) |
2023年6月分 | 7/7(21:30) |
2023年7月分 | 8/4(21:30) |
2023年8月分 | 9/1(21:30) |
2023年9月分 | 10/6(21:30) |
2023年10月分 | 11/3(21:30) |
2023年11月分 | 12/3(22:30) |
ADP雇用統計(重要度★★★★)
ADP雇用統計とは?
米国の給与計算代行サービス大手であるオートマティック・データ・プロセッシング(ADP)社のデータを利用して、全米の非農業部門雇用者数の予測をするために開発された統計です。2006年5月から公表が始まり、米国雇用統計が発表される2営業日前に発表されます。マーケットの動きに影響を与えることも多い米国雇用統計の結果を予測する統計として注目度の高いものとなっています。
※ADP雇用統計と米国雇用統計の結果は必ずしも同様になるわけでないので、留意が必要です。
日本
日銀政策決定会合(重要度★★★★★)
日銀政策決定会合とは?
日本銀行の最高意思決定機関である政策委員会の会合のうち、金融政策の運営に関する事項を審議・決定する会合を、金融政策決定会合といいます。年8回、各会合とも2日間開催されます。
2023年日銀政策決定会合 開催日程
第1回 | 1/17・18 |
第2回 | 3/9・10 |
第3回 | 4/27・28 |
第4回 | 6/15・16 |
第5回 | 7/27・28 |
第6回 | 9/21・22 |
第7回 | 10/30・31 |
第8回 | 12/18・19 |
ヨーロッパ
ECB(重要度★★★★)
ECBとは?
欧州中央銀行のことを指します。ユーロ通貨圏(ユーロ圏)である20ヵ国の統一的な金融政策を担っている中央銀行です。ユーロ圏の金融政策は各国の中央銀行に代わってECBの政策理事会が決定し、各国の中央銀行が金融調節を行います。ECBの行う金融政策は、米国のFRB(連邦準備制度理事会)同様、世界的に注目度の高いものとなっています。
2023年ECB理事会 開催日程
第1回 | 2/2 |
第2回 | 3/16 |
第3回 | 5/4 |
第4回 | 6/15 |
第5回 | 7/27 |
第6回 | 9/14 |
第7回 | 10/26 |
第8回 | 12/14 |
イギリス
BOE(重要度★★★★)
BOE(Bank of England)とは?
イングランド銀行のことを指し、中央銀行としてイギリスにおける物価の安定とイギリス政府による経済政策の支援を行っています。イングランドとウェールズにおける法定通貨であるポンドの発券銀行です。政策金利などの決定は、BOEの金融政策委員会(MPC)が行っており、金融政策変更などの動向はマーケット関係者や投資家に常に注目されています。
ECB(欧州中央銀行)と同様、イギリスの金融政策を行っているBOEの動向は、イギリスの通貨であるポンドの動きを見るのに重要!
2023年BOE金融政策委員会 開催日程
第1回 | 2/2 |
第2回 | 3/23 |
第3回 | 5/11 |
第4回 | 6/22 |
第5回 | 8/3 |
第6回 | 9/21 |
第7回 | 11/2 |
第8回 | 12/14 |
今回は特に重要な経済指標をまとめてみました。他にも細かい指標はたくさんあるので、発表後の動きを見て自分でどれくらい動いたのか確認してみましょう!
経済指標前にはポジションを決済する、無駄なエントリーはしないなど、工夫すると勝率を上げていくことができますよ。
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